学生や若者による町おこし活動について

次代の文化を担う人材を育成する

私達は、日本語だけではなく多言語化することで表現方法や言葉の意味を考え、より深く文化財等の価値を知る機会になると考えています。多言語化しインターネットを通して情報を発信することで、広報手段や語学のスキルアップにつながり、学校では学ぶことができない経験ができます。

そこで市内で活躍されている各方面のスペシャリストから専門的な指導・アドバイスを受けながら人材を育て、次世代への文化継承に繋がっていくことを望んでいます。

相互連携等による新しい町おこしの形を模索する

学生たちが地域の専門家と触れ合うことにより、町おこしの新たなアイデアが生まれ、新たな連携が生まれるきっかけになると考えています。また、資料の英訳やインターネットを活用して発信する事で、市外や県外・海外の方と繋がり、国際交流のきっかけにもなります。

そこで私達は、現在以下のような活動を行っています。

1 させぼ文化マンス

させぼ文化マンスでは、佐世保市内の学生や若者たちが、自分たちの手で佐世保市内にある文化財や観光資源を調べて多言語化し発表する活動を行っています。
私達は、この活動を通じて、市内の学生や若者たちがSASEBOを再発見し、学校関係者や保護者・市民等大人も故郷を再考し、幅広い年齢層の市民が言語や文化を超えた町おこしに参加するきっかけになればと考えています。

地域の日本人及び市内外に在住する外国人に向けて視覚的効果や文字を活用して情報発信を行う活動を通じて、市内の学生や若者たちがSASEBOの魅力を知り、故郷を再認識する気持ちを大事に育成していきたいと思います。

させぼ文化マンスのページはこちら

2 英語で交わるまちSASEBOプロジェクト   スポーツ交流チーム

これまでの活動では、佐世保市内の高校生と同数の外国人を募集して、国際交流大運動会と国際交流ハイキングを実施しています。言葉の壁を乗り越えるのではなく、触れ合うことで親近感を持ちジェスチャーや共通の話題を通して交流の機会を作ってきました。

また、佐世保市内の米海軍関係者やALTの外国人参加者に加え、福岡や全国での広告媒体を通して県外からの参加者も増えており、最終的にはインバウンドにつなげていく予定です。

今後の実施体制については、高校生がイベントの企画・立案・運営に携わる事ができる体制を整えていきたいと考えています。

英語で交わるまちSASEBOプロジェクトのページはこちら

 - 今後の活動について -

これまでは、文化を題材にした、中学生・高校生との活動を主にしてきましたが、今後は小学生・大学生との活動機会を増やしていく予定です。私達のメインテーマである町おこしにつなげるため、現在推進している活動による成果物を生かして、観光や特産品開発などを発掘・開発して経済活性化につながる事業展開を行っていきます。

今後のさせぼ文化マンスの活動は...

知名度は低いけれども、隠れた名所や遺跡などを中学生や高校生が調査し英訳して、佐世保市内の文化施設や学校での活動発表や、インターネットで発信することで佐世保の魅力を広く世界に向けて発信する予定です。また、地域の専門家から指導を受けることにより、学生や若者が様々な分野の見識を高める事ができます。

新たな取り組み - 多様性プロジェクトについて -

盲目の音楽家、手話ダンサー、パラスポーツ選手など、自らの特性を活かし、音楽やスポーツ、ダンス、伝統文化などの分野でイキイキと活躍する人たちの協力を得て出張授業を実施し、学級と地域の交流授業とすることで、子どもが個性を生かすことに対して「自分にもできる」という希望を持ち、一歩踏み出すきっかけとなる事業に取り組みます。2021年10月には、社会応援ネットワーク主催で行った、佐世保市と小値賀町の小学生に向けたオンライン授業を、視覚障害を持つ壱岐出身のプロブラインドサッカー選手を招いて宇久・小値賀2校同時で行いました。

この事業の模様は以下のリンクにてご覧いただけます。尚、さいこう!SASEBOはこの動画における英語翻訳を佐世保南高等学校の生徒の協力で提供しています。
https://www.youtube.com/watch?v=zawM-eVl0JQ&t
https://www.youtube.com/watch?v=0zc4tdPTtM8&t

この事業をきっかけに、壱岐出身の選手を佐世保市や小値賀町に招聘して、リアル授業の開催を目指します。その後、NPO法人日本ブラインドサッカー協会の協力を経て、佐世保市でプロブラインドサッカー選手による試合を誘致する計画を推進しています。